インプラント治療
インプラントとは
歯科インプラント治療とは、歯を失った顎の骨に生体親和性の高い人工歯根を埋めることにより歯の形と機能を回復する治療方法です。
現代のインプラントは1952年に「オッセオインテグレーション」という骨とチタンが一体化する現象が発見されて以来、改良が加えられ進化し、今では信頼性の高い治療方法として世界中で行われています。
まるで自分の歯のように扱うことができることから、「第二の永久歯」や乳歯・永久歯に続く「第三の歯」と呼ばれることもあります。
インプラントで、できること
大きく口を開け、歯を見せて気持ちよく笑うことができます
・見栄えの良い歯ならびとなります
・入れ歯のように外れる心配がありません
・部分入れ歯の「金属のバネ」が無いため、お口の中に金属が見えることがありません
ご自身の残りの歯を長持ちさせることができます
・隣の歯を削らずにかぶせものを入れることができます
・インプラントの部分でしっかり噛むことができるので、残りの歯への負担が軽くなります
毎日の手間が減らすことができます
・お自分の歯のように扱うことができるため、入れ歯と比べ取り外す手間が減ります
違和感少なく発音することができます
・元々の歯の形に近いため、歯を失う前と同じような発音をすることができます
好きなものを食べることができます
・食べ物をよく噛めるため、健康的な食生活を送ることができます
当院のインプラント治療
インプラント治療の成否は事前のシミュレーションで決まると言っても過言ではありません。
当院ではより安全・確実な治療を行うため、治療前にCT撮影を行い三次元的に顎の骨を把握します。
CTデータは信頼できる20年以上の実績のあるソフトウェアSIMPLANT®(デンツプライシロナ株式会社)を用いて解析し、インプラントを安全に埋め込みできるかどうかをシミュレーションした上で、インプラント以外の選択肢も含めた治療方針の説明と患者さんの同意をうけます。
インプラント埋入の手術には、国内インプラントメーカーとして最も歴史ある京セラのPOI EXシステムを導入し、KAVO製インプランターを用いてインプラントホールの形成、インプラント体の埋入を行っています。
インプラント治療の進め方
症例によりますが、当院では二回に分けて行う二回法という治療方法を主に行っております。
一次手術では人工歯根を埋入のみ行い、歯茎の中に完全に隠してしまうことで細菌の多い口の中とインプラントとを遮断します。
これによりインプラントが感染するリスクをより減らすことができます。
インプラントと顎の骨が結合した3ヶ月から6ヶ月後に二次手術を行い、アバットメントを装着します。
その後は必要に応じて仮の歯(プロビジョナルレストレーション)を用いて噛み合わせを安定させ、最終的なかぶせものを装着します。
治療終了後は末長くインプラントを使うことができるように、インプラントのケア(セルフケア・プロケア)やメインテナンスを定期的に行います。
インプラント治療は自由診療のため、全て自己負担となります。
症例により必要となる構造や手術内容が異なりますが、料金は概ね一本のインプラント治療で35〜40万円(※)です。
※CT検査・インプラント埋入手術・2次手術・仮歯・最終のかぶせものが含めております。